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インプラントのための自家骨移植について

こんにちは。医療法人 優祉会 大阪デンタルクリニック 歯科医師の西野です。今日はインプラント手術するための骨造成の一種である「自家骨移植」についてご説明します。

 

インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨に人口歯根(インプラント)を埋め入れる外科手術を行う治療です。しかし、歯を失ったまま放置していたり、長期間入れ歯を使用していた方の場合、顎の骨が痩せて(吸収して)しまいます。顎の骨が痩せている方がインプラント治療を行うと、インプラントを支えることができずに抜け落ちてしまうだけでなく、治療後の見た目や機能に問題が生じることもあります。 そのような場合、インプラントを埋め入れる前に、顎の骨を増やす手術で骨造成を行います。骨造成には、主に自分の骨を使用する「自家骨移植」と、人工骨を使用する「人工骨移植」があり、これらは併用することもあります。ここでは「自家骨移植」についてご紹介します。

 

 

自家骨(じかこつ)

自家骨とは、自分の身体から採取した骨のことをいいます。自分の骨となじみがよく移植骨に適している反面、吸収も早いため、多めの骨が必要となります。そのため、人工骨などと混ぜ合わせて吸収を遅らせる方法も多く用いられます。 自家骨はインプラント埋入部位やあごの骨から採取します。

 

自家骨として採取される主な部位

  1、インプラント埋入部位および周辺 

  2、下あごの後方(親知らずのある部分)   

  3、下あごの前方(前歯の根元の前方)    

  4、ひざの骨(脛骨)    骨盤の骨(腸骨)など

脛骨、腸骨による移植は、当クリニックではおこなっていません。

当院では主に1、2の部位からの自家骨移植を行っております。

 

▲ブロック骨移植

「自家骨移植」には、インプラントを埋め入れる際に削った骨を集めて移植する方法と、自分の骨を削りだして移植する方法があります。このうち後者をブロック骨移植(別名:遊離骨移植)といいます。ブロック状に削りだした骨を、移植したい部分にネジで固定することで、骨の厚みを増やすことができます。治療する顎の骨の場所や状態によって下記の方法があります。

ブロック骨移植の種類

■ベニアグラフト ― 顎の骨の厚みが足りない場合

削りだした自家骨を板状に整えて、不足している側面にネジで固定する方法です。

 

■オンレーグラフト ― 顎の骨の高さや厚みが足りない場合

削りだした自家骨をブロック状に整えて、不足している部分を覆うようにネジで固定する方法です。併せて歯茎を移植することもあります。

 

 

 

 

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