GBR(造骨処置)
STEP-1
50代女性、下顎左側奥歯の2本歯が無いところにインプラント治療を希望し、来院されました。


CT撮影して、インプラントを埋め込むシミュレーションから、埋め込むインプラントの外側の骨がやせており、このままではインプラントの一部が骨から露出してしまうことが予測されました。

STEP-2
インプラントを長期に機能させるためには、骨の中に完全に埋め込む必要があり、まず、やせてしまった骨の高さと厚みを増やす造骨処置を行いました。


厚みと高さを増やすためにピンを立てて、その隙間に骨を増やす顆粒状の薬剤を盛り付け、その形を維持するために体内に吸収される膜で覆いました。


STEP-3
骨を増やした部分を崩さないように歯ぐきでしっかりと覆い、緊密に縫い合わせて造骨処置を終えました。


GBR後27週・インプラント埋入
STEP-4
造骨処置の約6ヶ月後、骨の出来具合を確認するためにCT撮影をしました。


埋め込むインプラントの外側の骨がやせていたところに骨のようなものが出来て、インプラントが骨の中に完全に埋め込むことが確認できたので、インプラントを埋め込む治療に進みました。

STEP-5
造骨処置時には隙間があったピンが骨のようなもので完全に埋まって骨の厚みと高さが増えていることが確認できました。


STEP-6
ピンを除去し、インプラント2本を骨の中に完全に埋め込みました。


歯ぐきをもとに戻して、緊密に縫い合わせて、インプラントの埋め込み処置を終えました。


STEP-7
レントゲン写真から理想的な位置にインプラントを埋め込めたことが確認できました。

今後は、埋め込んだインプラントと骨がしっかりと結合する6週間後以降に、歯ぐきを強化する処置を行ないながら、被せ物の処置に進んでいく予定です。